運営管理

中小企業診断士:2018年度運営管理(1-5)

【第1問】
生産における管理目標(PQCDSME)に関する記述として、最も適切なものはどれか。

〔解答群〕

  1. 職場環境に関する評価を行うために、検査によって不適合と判断された製品の数を検査対象の製品の総数で除して求められる不適合率を用いた。
  2. 職場の安全性を評価するために、延べ労働損失日数を延べ実労働時間数で除し1,000 を乗じて求められる強度率を用いた。
  3. 生産の効率性を評価するために、労働量を生産量で除して求められる労働生産性を用いた。
  4. 納期に関する評価を行うために、動作可能時間を動作可能時間と動作不能時間の合計で除して求められる可用率を用いた。

 

【解答と解説】
解答:イ

ポイント

生産における管理目標(PQCDSME)の7つの視点

  • P:(Productivity):生産性
    労働生産性、時間あたりの利益
  • Q:(Quality):品質
    不良品率、戻入率
  • C:(Cost):原価(もしくは価格)
    原価、価格
  • D:(Delivery):納期、時間
    納期達成率、リードタイム短縮
  • S:(Safety):安全
    安全勉強会開催件数や安全パトロールの実施件数などの行動指標
  • M:(Morale):士気
    アンケートなどの従業員満足度や間接的に顧客満足度
  • E:(Environment):環境
    労働者ダメージの恐れのある薬品の代替え、有害物質管理のRoHS指令とREACH規則対応、CO2排出量削減への取組み

製造部引用

 

解説

  1. 不適切です。職場環境の対する記述ではなく品質に関する記述になっています。
  2. 正解です。安全性を示す指標の強度率の1000延実労働時間あたり、労働災害発生により、どの程度の損失がおこったのかの比率を求める物ですので正しい記述です。
  3. 不適切です。両道生産性を求める記述が分子と分母が逆になっています。
  4. 不適切です。可用率は納期を示す指標には不適切です。

 

 

 

 

【第2問】
加工方法が多様で、需要が安定していない寿命の短い製品の多品種少量生産に関する記述として、最も適切なものはどれか。

〔解答群〕

  1. 加工品の流れが一定ではないので、機能別レイアウトを導入した。
  2. 需要の動向にあわせて頻繁に生産計画を変更することが必要なので、MRP を導入した。
  3. 需要変動に対応するためには、生産量の変動で対応するより完成品在庫で対応することが効果的である。
  4. スループットタイムを短くし、コストダウンを図るために専用ラインを導入することが効果的である。

 

【解答と解説】
解答:ア

 

解説

  1. 正解です。加工方法が多様なため加工品の流れは一定にはならない可能性があり、適切です。また、製品の製品計画の変更に柔軟に対応しやすい機能別レイアウトは設備のレイアウトを変えることなく加工ルートを変更することで別の製品に対応できますので、適切な記述です。
  2. 不適切です。MPRは半製品・部品・材料について、「必要なものを」「必要なときに」「必要なだけ」購買したり製造したりするための計画を行うことを意味します。需要が安定していない寿命の短い製品の場合は生産計画が変更しやすいため、材料の管理が煩雑になります。
  3. 不適切です。需要が安定していない寿命の短い製品の場合は需要が落ち込んだ際にデッドストックになる可能性が高く、適しません。
  4. 不適切です。専用ラインの導入は小品種多量産に適した方法であり、多品種少量産には適しません。

 

 

 

 

【第3問】
ある工場のレイアウト改善に関する次の文章の空欄AとBに入る語句として、最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。

この工場では複数の設備を用いて製品の加工を行っており、各設備を製品ごとに直線に配置したレイアウトをとっている。最近、製品の種類が多様化してきたため加工方法が複雑になり、工程間の搬送の手間が増えてきたという問題点を抱えていた。
そこで、ものの流れに関する問題点の発見のために PQ 分析を行った。その結果が下図の であったので、 を作成した。それに基づいて工程編成を見直し、設備のレイアウトをジョブショップ型レイアウトに変更した。

〔解答群〕

  1. A:タイプⅠ  B:多品種工程図表
  2. A:タイプⅠ  B:流れ線図
  3. A:タイプⅡ  B:多品種工程図表
  4. A:タイプⅡ  B:流れ線図

 

【解答と解説】
解答:ウ

ポイント

多品種工程図表
多くの製品の流れの違いがわかるように同時に分類することです。

流れ線図
工場や作業場の平面図や立面図に人や物の動きを発生順序に従って線で記入して表した図です。空間的に人や物の動きを把握することがでます。

ものづくりコンサルタントの知恵袋改善net引用

 

解説

問題を順番に読み解いていきます。

まず、「製品の種類が多様化してきたため加工方法が複雑になり、」と「設備のレイアウトをジョブショップ型レイアウトに変更した」と言うところから多品種少量産であることがわかる。

したがって、PQ分析をした結果はタイプⅡであることがわかる。

また、多くの製品の流れの違いがわかるように同時に分類することで工程の流れを分析していくことが必要になります。

したがって、作成すべきなのは多品種工程図表です。

よって、正解の選択肢はウです。

 

 

 

 

【第4問】
ある職場では 3 種類の製品A、B、Cを製造している。この職場の作業条件は以下に示すとおりである。

<作業条件>
・各製品は第 1 工程と第 2 工程で同じ順序で加工される。
・各工程では一度加工が始まったら、その製品が完成するまで同じ製品を加工する。
・工程間の運搬時間は 0 とする。
・各製品の各工程における作業時間と納期は下表に示される。

また、第 1 工程において製品をA、B、Cの順に投入した場合のガントチャートは下図のように示され、総所要時間は 18 時間となる。

この職場に製品がA、C、Bの順で到着した場合の、第 1 工程における投入順序決定に関する記述として、最も適切なものはどれか。

〔解答群〕

  1. 3 つの製品を SPT 順に投入すると、総所要時間は 15 時間である。
  2. 3 つの製品を到着順に投入すると、総所要時間は 14 時間である。
  3. 3 つの製品を到着順に投入すると、納期遅れはなくなる。
  4. 3 つの製品を納期順に投入すると、納期遅れはなくなる。

 

【解答と解説】
解答:ア

ポイント

  • 先入選出(FIFO : First In First Out)
    最初に投入された製品から加工します
  • 工程時間(SPT:Shortest Processing Time)
    最も工程時間が短い製品から加工します。
  • 優先順位(PRIORITY)
    優先順位が高い製品から加工します。
  • 納期優先(EDD : Earliest Due Date)
    納期が最も早い製品から加工します。
  • 多数作業物量(MWKR:Most WorK Remaining)
    作業物の数量が最も多い製品から加工します。
  • 最小作業物量(LWKR:Least WorK Remaining)
    作業物の数量が最も小さい物から加工します。

NETS引用

 

解説

  1. 正解です。SPT順すると、B→C→Aの順になります。下記に示すように総所要時間は15時間となり適切な記述です。
  2. 不適切です。到着順ですのでA→B→Cの順になります。下記に示すように総所要時間は18時間であり、選択肢は間違っています。
  3. 不適切です。到着順ですのでA→B→Cの順になります。下記に示すようにBの納期の11時間とCの納期の10時間に間に合っていません。
  4. 不適切です。納期順ですのでC→B→Aの順になります。下記に示すようにBの納期の11時間に間に合っていません。

 

 

 

 

【第5問】
マシニングセンタに関する記述として、最も適切なものはどれか。

〔解答群〕

  1. 工作物を回転させ、主としてバイトなどの静止工具を使用して、外丸削り、中ぐり、突切り、正面削り、ねじ切りなどの切削加工を行う工作機械。
  2. 異なる機能をもつ数台から数十台の工作機械を等間隔、かつ、直線状に配置し、それらを搬送装置で結合した工作機械群。
  3. 自動制御によるマニピュレーション機能または移動機能をもち、各種の作業をプログラムによって実行できる、産業に使用される機械。
  4. 主として回転工具を使用し、フライス削り、中ぐり、穴あけおよびねじ立てを含む複数の切削加工ができ、かつ、加工プログラムに従って工具を自動交換できる数値制御工作機械。

 

【解答と解説】
解答:エ

ポイント

マシニングセンタ(machining center:通称MC)
中ぐり、フライス削り、穴あけ、ねじ立て、リーマ仕上げなど多種類の加工を連続で行えるNC工作機械で、それぞれの加工に必要な工具を自動で交換できる機能を備えています。機械の軸構成によって横形、立て形、門形など各種のマシニングセンタが使われています。

日本工作機械工業会引用

 

解説

  1. 不適切です。説明が旋盤加工になっています。
  2. 不適切です。説明がトランスファーマシンになっています。
  3. 不適切です。説明が産業用ロボットになっています。
  4. 正解です。マシニングセンタの適切な説明です。

 

 

 

 

 

-運営管理
-, , ,

Copyright© ごん太の自習室 , 2020 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.